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「おむすび」と「おにぎり」、どっちで呼ぶ?農家の私が大切にしたい「結び」の心

福岡県福津市でお米やイチゴを育てている専業農家のくわのです。

突然ですが、皆さんはご飯をギュッと握ったアレのこと、なんて呼びますか?
「おにぎり」?それとも「おむすび」?

実は先日、SNSでこの話題について触れたところ、たくさんの方から反応をいただきました。
今日は、日々お米を育てている農家の視点から、この2つの呼び名について少し深掘りしてみたいと思います。

どっちが正解?実は「どっちも正解」!

結論から言うと、どちらが正しいという決まりはありません。
でも、調べてみるとその由来には諸説あって、とっても面白いんです。

  • 「おにぎり」は、形を問わず「握り飯」から転じた呼び方。

  • 「おむすび」は、神様の力を授かるために、山の形を模して三角形に「結んだ」のが始まりという説。

他にも、東日本と西日本での違いや、コンビニ各社による使い分けなど、私たちの生活の中にいろんな理由が混ざり合っています。

私が「おむすび」という言葉に感じるもの

私は専業農家として、毎日田んぼに立ち、お米を育てています。
春に苗を植え、秋に黄金色の稲穂を収穫する。
その一粒一粒には、太陽の恵みと私たちの想いが詰まっています。

だからこそ、私は「おむすび」という響きがとても好きなんです。

お米を握るとき、そこには単に形を作るだけでなく、「人と人を結ぶ」「作り手と食べる人を結ぶ」という温かい魔法がかかっているような気がするからです。

どんな呼び方でも、一番大切なのは…

「おにぎり」と呼んでも、「おむすび」と呼んでも、そこに込められた「おいしく食べてね」という愛情は変わりません。

忙しい朝にパッと握るもの。 運動会やピクニックで、みんなで笑顔で頬張るもの。 誰かのために一生懸命、心を込めて結ぶもの。

呼び方に正解はないけれど、その一口で誰かが元気になったり、幸せな気持ちになったりすることこそが、お米を作る私たちにとって一番の喜びです。

皆さんのご家庭では、どんな呼び方で親しまれていますか?
ぜひ、今日のご飯は心を込めて「結んで」みてくださいね。

下記イラストは2015年に九州造形短期大学の学生さんが描いてくれました。