2025年6月26日放送のテレビ朝日「グッドモーニング」にzoomでインタビューを受けました。
下記放送の内容です↓
出荷時期の早い、早場米を作る農家にすでに新米の予約が殺到しています。今年の新米の価格はどうなるのでしょうか?
■秋の新米 早くも予約が殺到
小泉進次郎農林水産大臣
「みなさんのおかげで、毎回来ても、毎回絶景だな、綺麗だなと思います」
小泉農水大臣は25日に石川県輪島市を訪れ、備蓄米の販売を開始したコメ店や震災・豪雨の影響を受けた棚田などを視察しました。
農家らとの意見交換では、備蓄米放出などによる新米の価格への影響を心配する声も上がりましたが、「国産米離れを防ぐために価格を安定化させる」と理解を求めました。
下落に転じたコメの価格ですが、ふるさと納税サイトの運営会社「さとふる」によると、1月から5月にかけて「新米の予約」を返礼品とする寄付は、去年の1.6倍に膨れ上がっています。
さとふる 青木大介取締役副社長
「やはりコメ不足や価格の高騰というところで、ふるさと納税を通じてコメを手に入れたいという方が、かなり増えたのかなという印象を持っています」
番組が取材したコメ農家「くわの農園」も、通常の新米よりも1カ月ほど早く収穫する「早場米」の生産をしていますが、予約は既にいっぱいとなり現在は停止しています。
■カメムシ被害拡大「予断許さず」
今年の新米の生育はどんな具合なのでしょうか?
JA全農 金森正幸常務理事
「今年の夏も高温の懸念が出ているということで、気象庁からそういった発表があり、穀物の害虫、カメムシの被害も全国各地で聞こえている。コメの品質や生産量は収穫が終わるまで予断を許さない状況」
こうした状況から、くわの農園の桑野由美さんも新米の価格は上げざるを得ないといいます。
「(価格は)去年に比べると1.5倍。1.5倍弱ぐらいにはしているので、粗利益自体はある。ただ費用もすごく値上がりしているので、それを考えると利益はほとんどない。収入も大きい代わりに経費も大きいので」
2018年から去年までは変えていなかった新米の価格を、今年は1.5倍ほどに値上げしました。来年度以降は様子を見る予定ですが、今後も価格を上げる可能性があるかもしれないといいます。
「薬剤や農薬・肥料がすごく高くなるとか、虫の大群がやってきて、コメがとれなくなると、やっぱり私たちも食べていかないといけないので、この分は少し値上げするかもしれない。安くなることはないと思う」
■価格予想「3500円から4000円」
今年の新米の価格はいくらくらいになるのでしょうか?
流通経済研究所 折笠俊輔主席研究員
「おそらく(新米の)店頭価格は、5キロ3500円から4000円の間。令和6年産の新米の価格が3000円から3200円だった。そこから考えると、多分500~600円は上がるのではないか」
(「グッド!モーニング」2025年6月26日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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