お盆休み返上で大雨被災地にボランティア「何から手をつければいいのか」収穫直前の早期米は倒れ畑はえぐれる 道路寸断で墓参りにも影響 引き返す観光客も
2025.8.14
大雨の後の田畑の様子を取材していただきました。
RKB毎日放送 「タダイマ!」
レポーター 武田華奈さん
■収穫直前の早期米も被害に
さらに近くの農家では、この時期、早期米の収穫が行われる予定でしたが・・・
くわの農園 桒野由美さん
「本当だったら今日とか昨日ぐらいから収穫しようかというところだった。雨の激しさで倒された感じ。早期米の6割ぐらいは倒れている」
「令和のコメ騒動」を受けて期待されていた、早期米の出荷。
しかし大雨による被害で、入っていた予約も断わらなければならない状況に追い込まれていました。
さらに、今後の米作りにも影響が…
くわの農園 桒野由美さん
「水路が詰まっているので、次の田んぼにも(水が)降りていかない。(土砂の影響で)コンバインが入れられない。生きてるところの稲刈りをするにしてもまずあのごみを撤去しないと(コンバインが)入れられないから。撤去が先ですね」
RKB 武田華奈リポーター
「やることが山積みというか、気が遠くなりますね」
くわの農園 桒野由美さん
「何から手をつけていいのかわからない」
■キャベツ・イチゴ・・・畑にも甚大な被害
くわの農園はコメ意外にもキャベツやイチゴ、落花生などを育てていますが、記録的な大雨は、その畑にも大きな爪痕を残しました。
武田華奈リポーター
「え!?ビックリです・・・」
くわの農園 桒野由美さん
「ここまでが畑なんですよ」
こちらはキャベツ畑。苗を植える直前に大雨の影響で2メートルほどの高さでえぐられてしまいました。
くわの農園 桒野由美さん
「やっていかな、食べていけない。農家をやめるか続けるかというところですもんね、こうなったら。でもまだまだウチはやれると思っているので、みんなも応援してくださっているからがんばろうかなと思っています」
■ボランティアの募集始まる
九州北部を襲った大雨はお盆の直前というタイミングだったこともあり、清掃や、復旧作業は、なかなか進んでいません。
そんな中ですが、ボランティアによる支援活動は徐々に始まっています。
福津市社会福祉協議会では、被災住民の生活再建を支援するため、災害ボランティアセンターを設置し、15日から支援を開始します。
福岡県内在住の方を対象に1日最大50人のボランティアを募集。
福津市社会福祉協議会のHPにある「申し込みフォーム」から参加申し込みができます。
また、泥出しなどボランティアの協力が必要な方は、福津市社会福祉協議会、0940-34-3341にご連絡ください。
そのほか、宗像市や古賀市でもボランティアの募集が行われています。宗像市は市のHP、古賀市は社会福祉協議会のHPをご確認ください。
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