こんにちは。くわの農園です。
先日、RKBニュース「タダイマ!」の取材を受け、お米の価格について少しお話ししました。
今、世の中的には「コメ余り」と言われ、お店の価格も少しずつ下がってきています。
「5キロ2,000円台に戻ってほしい」という消費者の皆さんの切実な声も、同じ主婦として痛いほど分かります。安いに越したことはない、それが本音ですよね。
でも、田んぼの前に立つとき、私はどうしても複雑な思いになります。
今、私たちの周りでは、中東情勢の影響で燃料代が跳ね上がり、おまけに資材屋さんからは肥料を持ってきていただいた時に「来年は1袋500円上がると思って」と言われました。
機械を動かすのも、土を豊かにするのも、すべてにお金がかかります。
取材の中で、私は思わずこんな言葉を漏らしてしまいました。
「資材の高騰がこれ以上続いたら、やめないといけない時がくるかもしれない」
これは決して脅しではありません。
愛情を込めて育てたお米が、作るほどに赤字になってしまうとしたら…。
次の世代に「農業は楽しいよ」と胸を張って言えなくなってしまう。
それが一番怖いし辛いです。
今の私が考える現在のお米の適正価格は、5キロで3,500円から4,000円ほど。
それは単なる利益ではなく、来年も、再来年も、この福津の土地でお米を作り続けるための「応援価格」のようなものだと思っています。
「高いけれど、くわのさんの米がいい」 そう言っていただける価値を、私たちは守り抜きたい。 揺れ動く市場の中でも、私たちは変わらず、真っ直ぐに農業と向き合っていきます。
「やめないといけない時がくるかもしれない」
そんな弱音を吐いてしまいましたが、本当は、まだまだこの田んぼで、皆さんの「美味しい!」の笑顔を作っていたい。それが私の本心です。
今、私たちができることは、ただ真っ直ぐに一生懸命お米を育て続けること。
そして、その価値を理解してくださる皆さんに届けることです。
もし、私たちの想いに共感していただけるなら、ぜひ『買って応援!食べて応援!』していただけると嬉しいです。
一粒一粒に、福津の風と私たちの決意を込めています。
皆さんの食卓が、私たちの農業を守る力になります。
くわの農園自慢のお米、こちらからお届けしています。
▼くわの農園のお米販売ページは下記:くわの農園の通販サイトです。
リンク先から購入できないときはお気軽に『お問い合わせページ』よりご連絡ください。
2026年3月18日(水)放送
RKBテレビ タダイマ!
リポーター 小松勝さん
※下記ニュースの動画見られます。
備蓄米放出から1年 現在のコメ価格は? 専門家は「米余りが現実化する見通し」 一方で悪化する中東情勢の影響も
2026年3月18日 18:26
福岡・佐賀ニュース RKB毎日放送
コメ不足と価格の高騰を背景に政府が備蓄米を放出してから1年、コメの現状を取材してきました。
「多くの商品が5キロ4000円以下に」
RKB 野島裕輝記者
「こちらお店のお米売り場なんですが、今のお米の価格をみてみますと、こちらの県産米は、5キロで税込み3994円となっています。多くの商品が今、4000円を切っているような状況です」
福岡市東区のディスカウントストアです。
店頭に並ぶコメは、銘柄米でも5キロ4000円を下回る価格に。
さらにプライベートブランドは、5キロ3238円と、比較的、手に入れやすい価格で販売されていました。
ミスターマックス土井店 上村友二さん
「去年の高騰している時に比べると、(価格は)若干下がってきているのかなという印象はあります。店頭で下がっていない商品もあるので、全体的に安定しているとはまだ言えない状況ではある」
平均価格は下落基調にコメの平均価格の推移です。
(※下記写真の中に図表あり)
去年6月、備蓄米の流通によって価格はいったん落ち着いたものの、新米の出回りなどに伴い再び上昇に転じます。
今年1月の4400円台をピークに下落基調に転じ、最新のデータでは、3000円台まであと一歩の価格まで下がっています。
来店客
「前はすごく高かったでしょ、それからだいぶ下がったなとは思ってますけど。
Q:5キロどれぐらいの価格だったら嬉しい?
来店客
「2000円台・・・3000円切ったラインくらいじゃないかなと思いますけどね」
来店客
「1日・・・6合(食べます)、お弁当とか全部合わせるとですね。1~2年前くらいの値段、(5キロ)2000円ぐらいになってもらうと助かりますね」
=コメの在庫増加でコメ余りが現実化する見通し=
まだまだ消費者にとっては、高いと感じるコメの価格。
専門家は現状をどのように見ているのでしょうか?
宇都宮大学農学部 松平尚也助教
「お米の在庫というものが、この高止まりの中で非常に多くなってきておりまして、今年の6月末、新米がとれる前の在庫量が大幅に適正水準を超えるという見通しで、お米余りというものが現実化する見通しとなっています」
農林水産省によると1月末時点のコメの民間在庫量は321万トンで、去年の同じ月と比べて40%も増えている状況です。
=3月に入りコメ市場は新たな局面に=
しかし、集荷競争で高値で仕入れていたため、これまで値下げに踏み切る業者は少なかったといいます。
こうした中、3月に入り、市場は新たな局面に入ったと松平さんは指摘します。
宇都宮大学農学部 松平尚也助教
「実はこの3月というものは、決算期を迎えるお米の業者さんが多いということとですね、お米を常温で保存している業者もいまして虫わきのリスク等も出ますので、利幅を狭めてでもですね取引するという状況が生まれてきているのが現状であります」
値下げに踏み切る業者と価格を維持する業者、2極化することで価格に差がついているのが今年ならではの状況だといいます。
さらに・・・
宇都宮大学農学部 松平尚也助教
「コメ余りというものはですね米価格の下落に繋がりまして、コメ取引関係者の中ではですね暴落するリスクというものがですね非常に大きく現実化しそうな状況」
=暴落のリスク一方で新たな課題も…=
その影響を直接受けるのは生産者ですが、今は別の課題にも直面しています。
くわの農園 桑野由美さん
「軽油もかなり上がってますよね、(1リットル)30円ぐらい上がっているのかな」
福岡県福津市で農業を営む桑野由美さんです。
来月始まる早期米の田植えの準備を進める中、中東情勢を受けて高騰する軽油の価格に頭を悩ませていました。
コメ作りでは、トラクターや田植え機など多くの軽油を必要とします。
=燃料だけでなく肥料の価格も高騰さらに…=
くわの農園 桑野由美さん
「(肥料を)1袋、例えば2000円のものが、2500円になるよみたいな感じで、もう1袋500円ぐらいは上がると思ってくださいって言われています」
コメ余りによる、価格の下落。
そして、中東情勢の影響によるコストの増大。
これらは、生産者の経営に重くのしかかるおそれがあります。
くわの農園 桑野由美さん
「今の段階だったら(5キロ)3500円から4000円ぐらいがいいのかなっては思います。資材の高騰がグンと、本当に上がってしまうってなったら、やめないといけない時がいつかくるのではないかなっていうことは感じています」
今後のコメ価格について、宇都宮大学の松平助教は、このように仰っています。
「4月にずれ込んだ2026年産の備蓄米の入札価格が一つの指標になる。今後は読みづらいものの、5キロ3500円程度に落ち着くのではないか」ということでした。






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